2010年12月13日のこと。
当時「巡礼中」だった私は東京都中野区のT興業という会社の面接を受けに行きました。
詳細は割愛しますが結果として不採用。
「ああ、この会社も多分ムリ(不採用)だろうな」と悟っていたので、帰路についたものの「映画を観て帰ろう」と思って 錦糸町で下車しました。
困ったことに当該映画作品の上映は(旬を過ぎていたのか)夕方の一回だけ。
待ち時間が長すぎたので仕方なく家路につきました…が、自宅最寄駅を通過した先にある駅の傍にも映画館があることを思いだし、そちらで鑑賞することになりました。
それが
「映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?」
でした。
プリキュアの存在を知ったのは2010年の半ばだったと記憶していますが「知った」からといってすぐにドハマリしたわけではありません。
心ならずもアルバイトをしていた当時(の、とある日)に 近所のスーパーでプリキュアデザインのサンタブーツを見つけてしまい、その可愛らしさに惹かれてしまった、というところです。
テレビシリーズは終盤を迎えており、正直「(テレビシリーズの方は)なんだかよく分からないうちに終わってしまった」との印象しか抱きませんでした。
その後、東日本大震災の直前にスタートした「スイートプリキュア♪」から本格的に視聴を始め「スマイルプリキュア!」「ドキドキ!プリキュア」「ハピネスチャージプリキュア!」「Go!プリンセスプリキュア」と視聴を重ねました。
「Go!プリンセスプリキュア」視聴時&「プリキュアテレビ放送555回記念日」である2015年6月14日、運命の&原因不明の骨折に見舞われ、後に身体障害者となる道を歩んでしまいました。
当時は某大型商業施設で勤務しておりましたが、お局様のハラスメントが酷く、「魔法つかいプリキュア!」「キラキラ☆プリキュア アラモード」は視聴できませんでした(それほどにハラスメントが酷く「視聴意欲」すらない状態でした。一応録画してあるので「気が向いたら」視聴できる状態ではあります)。
お局様からのハラスメントに慣れて(いいことではない)、多少余裕が持てるようになったので「HUGっと!プリキュア」から視聴を再開。
「スター☆トゥインクルプリキュア」視聴の時代に現在の勤務先への就職が決定。
そして
「ヒーリングっど♥プリキュア」
への視聴に及びました。
「地球をお手当て」をテーマにしていた作品でしたが 皮肉なことに、このシリーズの放送中に私は「日本人の死亡原因」として名高い疾病の疑いを持たれて(2015年以来の)入院に追い込まれ、退院直後には父が他界する、という事態に見舞われました。
作品も所謂「新型コロナウイルス」問題の影響で 放送が滞ったりしましたが、なんとか完走して貰いましたし私も「一話も見逃すことなく」視聴を終えました。
例年、所謂「推しメン」を決めてくるのが通例でした。
推しメンがいないシリーズもありました。誰にも魅力を感じられなかった、という時もありましたし、誰もが魅力的で決められなかった、という時もありましたが 推しメンを決める際のルーティンは「センターは推さない」というおかしなものでした。
見直してみると
ハートキャッチプリキュア!/キュアムーンライト
スイートプリキュア♪/キュアビート
スマイルプリキュア/キュアビューティ
ドキドキ!プリキュア/不在(辛うじてキュアハート)
ハピネスチャージプリキュア/不在(辛うじてキュアハニー)
Go!プリンセスプリキュア/キュアマーメイド&キュアスカーレット(←2人(笑))
魔法つかいプリキュア/不在(視聴せず)
キラキラ☆プリキュア アラモード/不在(視聴せず)
HUGっと!プリキュア/キュアエトワール
スター☆トゥインクルプリキュア/キュアセレーネ
と センターが推しメン(候補を)一度だけ「かすめた」事がありますが 自分のハートを射止めた存在に「センター/ピンク」の影は殆ど見られませんでした。
「ヒーリングっど♥プリキュア」では その常識が瞬時に破壊されました。
元気いっぱいではない
おバカキャラでもない
冒頭、病弱な描写で私の視界に飛び込んできた少女。
あれこれ言う機会があったら加筆しますが 彼女の破壊力(ビジュアル&言動)に私はノックアウトされてしまいました。
更に特筆すべきは演者(声優)。
主人公の母親役に村井かずささん(八重花桜梨役)
敵のボスキャラに郷田ほづみさん(キリコ・キュービィ役)
と
「ひびきの高校連絡帳」の管理人としては「盆と正月が一緒にやってきたような」演者の組み合わせでした。
プリキュアの特徴として、物語の終盤には敵陣営の幹部(の一部乃至全部)と 和解したり、問題を先送りしたり、無垢な存在に転生させる手法が頻発していましたが、今回は久しぶりに対立勢力を ほぼ「殲滅」させる方法で終息させました。
今シリーズの対立勢力「ビョーゲンズ」の立ち居振る舞いは 腹に据えかねる側面があったので、個人的にこれは「あり」だと思い、抵抗なく受容できました。
ストーリーも珍しく(失礼)一貫性を損なわず、最後まで完走してくれました。
キャラクターの魅力、物語の魅力、演者の豪華さ、音楽、主題歌…そのすべてが限りなく「満点」でもあり
父の他界
私の(命に関わる)病気に絡んだ入院
など 様々な出来事に併走してくれた作品でもあったので、私は「ヒーリングっど♥プリキュア」を以て、プリキュアからの距離を長めにとろうと思います…ニュアンスとしては「卒業」ではなく「休学」ですね。ええ、毎週日曜日の朝になれば、「その前」のニュース情報番組を見て、その延長線上で「トロピカル~ジュ!プリキュア」が目に飛び込んできます。
テレビ局を変えません。
けれども
席を立って歯を磨いたり食器を片づけたりしながらの「片手間的な」視聴に変えています。今のシリーズをどうこう言うことは避けます。
今の主たる視聴者にとっては 大切な作品でしょうから。
話が蛇行しましたが、私はキュアグレース/花寺のどかとの思い出を大切にして、「中の人繋がり」で のどか嬢の母親の夫の座に帰還しようと思います。可愛らしい「娘」を得たと思いつつ(笑)
これからもプリキュアシリーズが続き、主対象にも そうでない人にも 心の潤いを与え続けてくれることを祈っています。
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